浮雲亭物語 お仕事ドラマCDの“真打”登場!!

CDがもっと楽しくなる虎の巻。浮雲亭6人の得意噺(はなし)をわかりやすく解説

雲楽「猫の皿」 何百年たった今でも人間の変わらぬ欲深さを描いた噺。誰でも笑える!

世の中にはホンモノとニセモノが入り混じっています。
有名ブランドのバッグやお財布など、ニュースなどで見る限りではどちらが本物でどちらが贋(にせ)物なのか素人目では見分けがつかないほどです。だからこそ、贋物を作りズルをして(犯罪です!)お金儲けをする人が出てきます。
「猫の皿」はそんなズルをする人が、実はそのズルを逆手に取られていっぱい食わされるというおハナシ。
骨董品(こっとうひん)を見る目がないと思っていたお茶屋のおじさんが、実は確信犯だということがわかる最後の最後は痛快です!

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雲蔵「壷算数」 聞いてるほうは話しが進むにつれ、わけがわからなくなってくる。それがこちらの思うツボ!

世の中には値切り上手な人がいるものです。
「壷算」はその値切り上手の男と、それに付き会う買い物下手な男の2人が水がめを買いにいったときのおハナシ。わかるようなわからないような巧妙な計算で水かめ屋の店主を丸め込んでいきます。計算式は単純なはずなのに店主はもちろん、聞いている私たちもだんだんわけがわからなくなっていきます(笑)。でも、それでいいんです! それがこの噺の面白いところ。
ちなみに、「つぼ算」の語源は、“壷”ではなく、“坪”が正解。昔、大工さんが坪数の計算を間違えたことが由来で、本来は「思い違い」「勘違い」の意味があるそうです。

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くもじ「宮戸川」 落語にも色っぽい噺、たくさんあるんです。雷の夜、偶然一緒になった半七と花。さぁ、どうなる?

夜遊び大好きな半七と、たまたま帰りが遅くなってしまった花ちゃんの幼馴染2人が、帰りが遅いことで両親から怒られ、締め出しを食らったところから「宮戸川」は始まります。
泊まるところがない2人は、半七のおじさんのところに「一晩泊めて!」とお願いに行きます。しかしこのおじさん、早とちりでおせっかいで有名な人。2人の仲を勘違いして一生懸命2人をくっつけようとするのですが……。嵐の一夜のオトコとオンナの物語――。この先は是非CDでお確かめください!

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雲の輔「初天神」お父さんが子供をしつけているようにみせかけて、実は子供のほうが1枚上手(うわて)!

今も昔も、神社やお寺の縁日(お祭り)の際はさまざまな種類の出店がたくさん並んでいて、子供のころはワクワクした人も多いのでは? さて、この「初天神」はお父さんと金坊(子供)が一緒に天神様へお参りにいくお噺です。お父さんに“何も買ってやらないぞ! それでもいいなら(お参りに)一緒に連れってあげる”と言われ、連れてきてもらった金坊ですが、いざ天神様に着いてみると「あれ買って〜、コレ買って〜」と言い出す始末。さぁ、お父さんはどうするか!? ここだけ聞くと、ほほえましい親子物語のように思えますが、それで終わらないのが落語です。何か買ってほしい金坊と何も買わないと言うお父さんの勝負、どちらに軍配があがるのでしょうか!

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J太郎「寿限無」 落語といえばコレ! 日本一? いや世界一長い名前を何度も連呼! 噺家の登竜門です

落語を知らない人でも、「じゅげむ」という言葉を聞いたことがある方も多いはず。(あ、スー○ーマリオのアレじゃないです!)しかし、「寿限無」がいったいどういう意味なのかまでをご存知の方は、大人でも多くないかもしれません。さて、このお話は生まれた子供に世界一いい名前をつけたいと願う両親が、博識(ものをたくさん知っている)人に、子供の名前を考えてもらおう! という物語。おめでたい言葉やありがたい言葉などを、アレもいいね、コレもいいなと、どんどん詰め込んでいったら、とんでもなく長い名前になっちゃった! というオチです。この長い名前を何度も何度も連呼するところが聞きどころ。カツゼツが試されるため、前座(噺家でいうところの新人さん)噺と呼ばれ、基礎的な技術を養うのに適したネタと言われています。余談ですが、声優養成所で課題になっているところも。
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小雲「狸の札」助けてあげた子狸が恩返しにやってきた。お札に化けて主人を助けようとするも・・・・

昔話には、“恩返し”的なお話がいくつもあります。一番有名なのは、鶴やきつね、たぬき(ぶんぶく茶釜)でしょうか。ほとんどが助けてもらった主人公に対し、何かに化けてお礼をする、というものなのですが、落語にもこの手のお話がいくつもあり、今回小雲が挑戦するのは、「狸の札」。境内でいじめられていたちびっこ狸とそれを助けた八五郎さんのお話。落語は誰が演じてもお話は同じ。と思われるかたも多いかもしれませんが、実は全然違います。噺家さんによって、ちびっこ狸の口調ひとつとっても、とってもかわいく演じるかたもいらっしゃれば、ちょっと小生意気に演じるかたもいらっしゃいます。そんな聞き比べも落語の楽しみのひとつと言えるでしょう。さてさて、小雲の“ちびっこ狸”、これいかに。

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